(公社)日本水産資源保護協会 水産資源保護啓発研究事業(巡回教室)

進む温暖化と水産業シンポジウム
ノルウェーの漁獲割り当てシステムについて

進む温暖化と水産業シンポジウム

共催 一般財団法人 東京水産振興会、一般社団法人 漁業情報サービスセンター
日時 2024年6月7日 15時00分から16時30分
会場 豊海センタービル2階会議室(東京都中央区豊海町5-1)及び、オンライン(zoom)

プログラム

 1.開会挨拶/趣旨説明 長谷成人(東京水産振興会理事/海洋水産技術協議会議長)
 2.講演  司会・長谷成人
  ノルウェーの漁獲割り当てシステムについて 阿部景太(武蔵大学経済学部准教授)
 3.意見交換
 4.閉会挨拶 黒萩真悟(漁業情報サービスセンター会長)

開催趣旨

 日本の漁業が衰退しているという昨今の議論の中では、しばしば見習うべき先進的モデルとしてノルウェーの漁業管理が言及されています。一見すると、効率化を推し進めて成功しているノルウェーの漁業管理ですが、その漁獲割当の実務においては特に小規模な漁業者や地方に対する影響と経済的効率性のバランスに苦慮してきた歴史があり、今もそのバランスをとりながら政策を進化させている現実があります。本シンポジウムではそのようなノルウェーの実情を紹介し、今後の我が国におけるTAC制度について意見交換を行います。

講師紹介 阿部 景太 氏

 1986年9月生まれ。兵庫県出身。関西学院大学総合政策学部卒業、北海道大学大学院環境科学院修士課程修了、ワシントン大学経済学研究科修了(Ph.D.)。ノルウェー経済高等学院(Norwegian School of Economics)経済学研究科研究員、同応用研究所研究員を経て2022年9月より武蔵大学経済学部准教授。岩手大学農学部客員准教授を兼任。
 専門は資源経済学、環境経済学、応用計量経済学。経済学の理論・実証手法を応用して、日本・アメリカ・ノルウェーなどの漁業を対象に漁業者行動や、資源管理政策の効果や影響を経済的・社会的側面から研究している。
 北米水産経済学会(NAAFE)最優秀学生論文賞(2017)、日本水産学会論文賞(2022)、環境経済・政策学会奨励賞(2023)。
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