進む温暖化と水産業ワークショップ
「ブルーカーボン、魚種変動、洋上風力」
下記の通り、進む温暖化と水産業ワークショップを開催いたします。参加を希望される方は、当サイト上部にある「お問い合わせ」より、問い合わせ内容に参加される全員のお名前と所属、日中連絡の取れる携帯電話番号、メールアドレス、会場参加もしくはzoomでの参加のどちらかを記入の上、お申込みください。(参加申し込み期限:2025年3月31日)
受付後、zoom参加希望者には事務局よりzoom IDを後日案内いたしますので、当日時間になりましたらお入りください。zoom IDが届かない場合は、事務局へお知らせください。会場参加を希望される方は当日、会場にお越しください。
主催 海洋水産技術協議会
共催 (一財)東京水産振興会、(一社)漁業情報サービスセンター、(一社)全国水産技術協会、(公財)海外漁業協力財団、(一社)海洋水産システム協会、(公財)海洋生物環境研究所、(一財)漁港漁場漁村総合研究所、(一社)水産土木建設技術センター、(公社)日本水産資源保護協会、(一社)マリノフォーラム21
日時 2025年4月7日 14時00分から16時30分
会場 豊海センタービル2階会議室(東京都中央区豊海町5-1)及び、オンライン(zoom)
開催案内 開催案内
講演資料 講演資料 堀氏
講演資料 講演資料 和田氏
講演資料 講演資料 長谷氏
プログラム
1.開会挨拶/趣旨説明 長谷成人(海洋水産技術協議会議長/東京水産振興会理事)2.講演 司会・黒萩真悟(漁業情報サービスセンター会長)
(1)農林水産省ブルーカーボンプロジェクトの最終成果報告:
藻場のCO2貯留量算定手法と藻場の維持・拡大技術の効果について
堀正和((国研)水産研究・教育機構水産資源研究所沿岸生態系グループ長)
(2)水産物の生産と消費をめぐる動き
和田時夫(海洋水産技術協議会/全国水産技術協会専務理事)
(3)洋上風力発電をめぐる動き
長谷成人
3.意見交換
4.閉会挨拶 川口恭一(海洋水産技術協議会顧問/全国水産技術協会会長)
開催趣旨
気候変動の進行に対して、国連のグテーレス事務総長は地球沸騰化という言葉まで使って危機感を表明しています。それにもかかわらず、各地で戦火はやまず、米国のパリ協定再脱退など、気候変動の抑制・緩和とは逆コースの動きも顕著です。その間にも地球の温暖化は進み、日本の周辺水域は世界の中でも特に水温上昇が激しく、各地で多くの漁業・養殖業の関係者が窮地に立っています。そのような中で、漁業、漁村に新しい価値を生むブルーカーボンをいかに活かすのか、水温上昇の中で生産や消費はどのように変化していくのか、各地で進む洋上風力発電の案件形成に漁業者はどう対処すべきなのか、話題提供をするとともに、温暖化の時代に漁業、漁村がどう立ち向かうべきなのか話し合いたいと思います。講演者紹介
堀 正和 氏国立研究開発法人水産研究・教育機構水産資源研究所社会・生態系システム部沿岸生態系暖流域グループ長、東京海洋大学大学院海洋生命資源科学専攻・応用生命科学専攻客員教授。
2003年北海道大学大学院水産科学研究科博士後期課程修了。博士(水産科学)。専門は海洋生態学。沿岸浅海域の藻場を中心にブルーカーボンや生物多様性、気候変動対策等に関する研究を展開。水産分野における関連の政策対応、社会実装等の応用分野まで幅広く対応。ジャパンブルーエコノミー技術研究組合顧問としてカーボンの社会実装にも参画。近著に、「ブルーカーボン:浅海における CO2隔離・貯留とその活用」(2017、桑江氏と共著)など。
和田 時夫 氏
1977年長崎大学水産学部卒業。(国研) 水産研究・教育機構理事、(一社) 漁業情報サービスセンター会長を経て、2023年7月から現職。専門は、マイワシなどの小型浮魚類の資源動態と資源管理。近年は、ICTや再生可能エネルギーを利用した水産業の振興や温暖化対策、ICTやロボット技術の水産資源・海洋調査への応用などにも関心。農学博士(東京大学)。
長谷 成人 氏
1957年生まれ。1981年北大水産卒後水産庁入庁。資源管理推進室長、漁業保険管理官、沿岸沖合課長、漁業調整課長、資源管理部審議官、増殖推進部長、次長等を経て2017年長官。2019年退職。この間ロシア、中国、韓国等との漁業交渉で政府代表。INPFC、NPAFC(カナダ)、宮崎県庁等出向。 現在 (一財)東京水産振興会理事、海洋水産技術協議会代表・議長。